「太陽の力」を目に見える形にした太陽光発電

30代後半の女性です。私には「季節うつ」の傾向があるのですが、病名として知るまでは「どうして、毎年冬になるとこんな風に気分が憂鬱になってしまうのだろう?」と悩んできました。日本よりも欧米でよく知られているポピュラーな症状なのですが、日照時間が少なくなる冬季に限って抑うつ症状が現れる人が多い…というものです。

日本よりも緯度の高い北欧などでは、冬の日照時間は極端に少なくなります。この「太陽光を浴びる機会がぐっと減る」ということが、体調及び精神にネガティブな影響をもたらし、どうしても気分が高揚しない、何もする気がなくなる、やたらに疲れやすくなる…そんな症状に悩まされるのです。欧州で冬季の自殺数が多くなるのは、これが関係しているとも言われるほどです。

ですから、うす曇りが続いて日の差さない日が何日も続いた後に、突然からりとした晴天の日が来ると、「うわっ!」と軽い衝撃を感じるほどに、自分の中で何かが変化し、気持ちがどんどん明るくなっていくのを感じるのです。冬の晴れ間もそうですが、北国に春の訪れがやってきたような時の感覚でしょうか。

東京はじめ関東地方・太平洋沿岸にお住いの方は、冬季でも比較的日照時間は多いのであまりピンと来ないかもしれないのですが、長く欧州北部に在住している私は、この感覚を非常に強く感じます。生物としての自分が、「太陽の力」を圧倒的に感じる瞬間であり、やはり人間は日の目を見ずには生きていけないのだ、と思う機会でもあります。

太陽のエネルギーを享受してはいても、私たちの体はそうした力量を、目に見える数値で表現することはできません。だからこそこの「冬季うつ」も、本当に日照時間・太陽光との関係性があるのかが確証できず、長らく微妙な症状として扱われていたのです。

しかし太陽光発電が発展した現在、「パネル何枚分の設置で、一般家屋・何戸分の消費電力が供給可能…」と、わかりやすい形で太陽の力を計算することが可能になりました。太陽光発電は私たちに改めて、太陽の絶大な強さや、利用可なエネルギーとしての高い価値を知らしめるに至った発明である…そう私は考えています。